くらし情報『桂文枝語る『新婚さん』での“椅子コケ”が始まったワケ』

桂文枝語る『新婚さん』での“椅子コケ”が始まったワケ

昨年10月20日の放送では、92歳の新婦・寺尾直子さんが登場し、番組史上“最高齢”を更新した。

「夫の勇さんも72歳。ゆっくり登場してこられたので、お2人が席に座るまでに、登場音が終わってしまいましたね(笑)。奥様はかつて東京の成城にお住まいの方で、品のある人でした。勇さんと結婚してからは、一緒に熊本の山奥で田舎暮らし。土地柄、お家によく虫が出てくるそうなのですが、『杖でつついて自分で退治する!』とおっしゃっていて。“まだまだ元気な人やなぁ!”と」

緊張してしまう新婚さんも多いそう。

「緊張のあまり唇が乾燥して、歯にくっついて取れなくなったダンナさんもいました。
そのときは、僕がメークさんから霧吹きを借りて、歯に吹きかけて取ってあげたのです」

剣道有段者の奥さんが来たときは、「頭を竹刀でたたかれて、膝から崩れ落ちたなぁ……」と、文枝さんも思い出を振り返れば枚挙にいとまがない。こういったさまざまな新婚さんとの出会いは、そのまま文枝さんの“芸”にも生きた。「芸人をやっていると、バスの運転手さんや鉄工所に勤めている人とかめったにしゃべることはできない。でも、僕はこの番組でいろんな職業の方としゃべることができる。

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