2020年4月7日 06:00
40度でも軽症扱い…感染者語る「インフルのほうが30倍マシ」
コンサルティング会社『Globality』CEOの渡辺さんが、発症したのは3月22日だったという。
「熱っぽさとだるさが出てきたので、『風邪をひいたな』と。ただいつものときのように鼻水が出たり鼻が詰まったりするわけでもなく、汗もそれほどかかない、のども痛くない。熱は38度だったのでインフルエンザかも、とは思いました」
その後は熱も39.5度を記録するようになり、渡辺さんはコロナ感染を疑い始めたという。
「発症から5日目の3月26日に保健所に連絡をして、近くの病院を紹介されたのですが、その病院では何時間待っても検査をしてもらえず、あきらめました。ようやく検査を受けることができたのは、その翌日の27日。保健所にどうしても検査をしてほしいと懸命に訴えたことが功を奏したようでした。ただ病院にはタクシーで向かったのですが、後で『タクシーには乗らないでほしかった』と、医療スタッフに注意を受けたときはハッとしました」
検査の結果、“陽性”であることを告げられた渡辺さん。
隔離のために個室に1人きりで入院することになった。実は発症日の前日、渡辺さんは神奈川県で数人の友人たちと、食事を伴う打ち合わせをしていたという。