2020年4月7日 06:00
40度でも軽症扱い…感染者語る「インフルのほうが30倍マシ」
“濃厚接触”はしていないはずだったが、入院中には、その友人たちが陽性反応を示したという知らせも次々と届いたのだ。入院3日目の29日、彼は症状について次のように書いている。
《事態は辛くなる一方です。昨晩、2度の投薬後も39.8℃。もう、がくがく震えるわ、頭は熱いわ、なんのこっちゃかわからず、「もういい加減してくれよ」と、声に出てしまいました。(中略)咳ですが、昨日は咳で眠れないほどになってきました》(『Forbes JAPAN』掲載の手記より)
結局、渡辺さんは《40度近くなると、震えたり、熱くなったり》といった状態が8日間も続き、熱と頭痛と咳で、ほぼ水しか受け付けない状態になったという。
「インフルエンザのほうが30倍マシだと思いました。ピークの40度を超えていたころは、夕食後に解熱剤を飲んでも全然下がらず、また飲んでも下がらず、『アイスノンをもっとください』と、お願いして、かろうじて寝つけたこともありました。
それで眠れても2時間くらい……。そんな状態でも病院からは『軽症』と表現されてしまうのです。皆さんには風邪の軽いような状態ではないことを理解してほしいです」
確かに「コロナウイルスは感染しても8割は無症状か軽症」