2020年4月24日 15:50
「愛子さまに旧宮家の婿を」安倍政権が推進する仰天プラン
しかし、愛子さまと旧宮家の男性が結婚すれば、そのお子さまは『男系』ということになります。愛子さまのお子さまに『男系男子』が生まれれば、皇位継承資格者が増えるとともに女系天皇の誕生を阻止できる――。『男系』に固執する安倍政権は、そのように考えたのかもしれません」(前出・皇室ジャーナリスト)
はたして「内親王と旧宮家の男子との結婚」は、安定的な皇位継承につながるのだろうか。象徴天皇制を研究する名古屋大学大学院准教授の河西秀哉さんは、次のように指摘する。
「この案の問題点は、内親王が皇統維持のために“政略結婚”させられたという印象を、強く持たれてしまうことです。上皇陛下と美智子さまの結婚、天皇陛下と雅子さまの結婚、それらは『恋愛結婚』でした。だからこそ世間の風潮と合い、国民から支持されたのだと思います。ところが『旧宮家の未婚の男子が内親王と結婚』という案は、本人たちの意思とは関係なく、家を守るためだけに結婚させられたという印象を与えかねません。
前時代的なやり方だと見られてしまうのではないでしょうか」
雅子さまが外交官としての夢半ばにして皇室に嫁がれたのは、ひとえに天皇陛下の一途なご求愛があったからだった。