くらし情報『改正後も1千万人が非適用…専門家語る社保適用拡大の問題点』

2020年5月12日 12:00

改正後も1千万人が非適用…専門家語る社保適用拡大の問題点

であること
・学生でないこと
・雇用期間が2か月以上見込まれること

※:2022年10月から。24年10月には51人以上の企業に条件が拡大される。

この改正によって、24年10月には約70万人のパートなど短時間労働者が厚生年金や健康保険に新たに加入できることになると言われている(厚生労働省調べ)。社会保険加入のメリットについて社労士の石田周平さんはこう語る。

「社会保険に加入するメリットを考えると、まず将来、老後にもらえる“年金額が増加”します。そのうえ、“会社が保険料を半分支払って”くれます。ですので、加入後に保険料が差し引かれて手取りが減る部分は、将来的に取り戻せる可能性があります。また社会保険加入の場合の手厚い給付としては、『障害厚生年金』や『遺族厚生年金』もあります。
病気やケガによって生活や仕事などが制限されるようになった場合、障害年金が給付されます。国民年金では障害等級が1、2級しかありませんが、厚生年金は1、2級と更に3級と障害手当金の厚生年金独自の障害給付があります。また、傷病手当金や出産手当金などの医療保障の給付も充実します。傷病手当金は健康保険加入者本人が新型コロナなど傷病で働けなくなった状態で、給与の支払いがないときなどに給付されます」

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