2020年5月28日 15:50
藤井アナ“コロナ語録”話題の裏にあった「積み上げた対応力」
同期に羽鳥慎一アナ、指導した後輩に桝太一アナというスターアナウンサーがいるが、自身は派手な人気とは無縁。
オリコンが毎年発表している「好きな男性アナウンサーランキング」でも、桝アナは5年連続1位、羽鳥アナは3年連続で1位を獲得したが、藤井アナはランクインさえ一度もしていない。
「あまりにランクインしないので、番組内で『今年も入りませんでした』と自虐ネタにしているほどです(笑)」(前出・スポーツ紙記者)
そんなお茶目な面もあるようだが、「今のこの注目は藤井さんが、報道一本で地道に積み上げてきたことが評価された結果だと思います」とは日本テレビ関係者。
「藤井さんがもっとも優れているのは、対応力です。新型コロナに関するコメントは、事前の打ち合わせで決められるのではなく、藤井さんが番組を進行し、その日のニュースやVTRを見ながら、どんな言葉なら、視聴者によりわかりやすく伝わるかを瞬時に考えて発言しているのです」
人々の心を打つあの言葉の数々が“アドリブ”とは驚きだ。藤井アナは、東日本大震災の取材でもその真価を発揮している。「藤井さんは当時もメインキャスターでしたが、上層部に直訴し、リポーターとして現地に赴いて、被災者取材を続けてきました。