くらし情報『病院以外でもクラスター発生…給付金申請待ちの市役所に注意』

2020年5月28日 06:00

病院以外でもクラスター発生…給付金申請待ちの市役所に注意

感染症専門医で「のぞみクリニック」の筋野恵介院長は言う。

「クラスターの一番の要因は、密閉空間で不特定多数が密集しているところに、一定以上の長時間いることです。15分以上が危険と言われています。逆に密閉空間であっても、一瞬で出られる銀行のATMなどでは起きにくいです」

全国の発生箇所を具体的に見ていくと、保育所や学校が目を引く。

「保育園や学校は、同じ施設の中で“共同生活”を送ることで、感染が拡大しやすいんです。そもそも介護施設でクラスターが多いのは、介護が必要な人たちなので、職員が抱き上げたり食事を食べさせたりと、共同生活の中で“超濃厚接触”をしなくてはならないから。日中の生活を共にするこうした場所は、クラスターが起きやすい環境といえるでしょう。剣道・柔道を行う施設である武道場なども“超濃厚接触”で長時間練習すれば、どうしてもクラスター化するリスクが高まります」
東京都では全日本柔道連盟で19人、愛知県では、剣道特別訓練員の警察官10人が武道館で感染している。
また、滋賀県では市役所で11人、兵庫県では警察署で12人。郵便局は東京都で6人、福島県で10人の集団感染が起きている。

「市役所などは、不特定多数の人が出入りするうえに、書類をそろえたりしてどうしても時間がかかってしまいます。

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