2020年6月9日 19:47
注目される「置き配」サービス、盗難防止に工夫凝らす企業も
しかし「置き配」というと、ちょっと心配なのがセキュリティ面。現在では、「置き配」を狙った盗難事件も増えているというが……。
「“OKIPPA”は二重鍵構造になっているだけでなく、専用ロックのセキュリティワイヤーは、一般的なハサミでは切断が困難な亜鉛(ビニールコーティング加工)素材を採用しています。また、置き配保険も提供しており、加入すれば万が一の盗難も補償されます(上限額あり)」(Yper代表取締役・内山智春氏)
実験期間中の配達数は3,684件のうち、実際に盗難やいたずらは1件も起こっていない。
「配送員の方にも好評でした。非対面型の荷物受け渡しや再配達の削減はストレス軽減に繋がったと、94.5%がOKIPPAの普及を希望しています。いっぽうで、『OKIPPAを指定しても使われなかったケースがあった』という声もあり、配送員への認知度を上げていかなければなりません」(前出・Yper内山氏)
通販大手『楽天』はEC事業社として、OKIPPAを配送先選択肢に初めて採用した。取り組みの開始を記念し、「楽天オリジナルのOKIPPA」を抽選で10,000名にプレゼントするキャンペーンを実施している。