くらし情報『行方不明者を3回見つけた犬も…高齢者“徘徊”救う警察犬』

2020年7月9日 11:00

行方不明者を3回見つけた犬も…高齢者“徘徊”救う警察犬

なかでも、この1年間で高齢行方不明者を3回も発見して、表彰された優秀な犬が兵庫県警察直轄警察犬の「ムック・オブ・ハウス・サン・ボア号」(以下、ムック号)だ。

ムック号は、’19年6月、明石署管内で高齢女性を捜索開始から10分で発見。同年11月にも東灘署管内で、高齢男性を捜索開始から30分で発見し、’20年5月には神戸西署管内で、高齢男性を捜索開始から約1時間で発見した。

「ほかの警察犬も優秀ですが、ムック号がとくに秀でているのは“においを捉えろ”と言った瞬間に、力を入れて元気よく捜索に向かう姿勢です。その勢いはアグレッシブで、私がリードを持っていかれるぐらい引っ張ります。そしてどんな現場、どんな捜索でも、とにかく一生懸命なところ。そこがすごいところだと思います」

こう話すのは、ムック号とコンビを組む、刑事部鑑識課の門脇正真警部補(38)だ。現在、兵庫県警には直轄警察犬11頭、嘱託警察犬31頭が在籍する。
県内の警察署から出動要請を受けると、まずは直轄警察犬が出動。要請件数が多く、どうしても重複してしまう場合には、嘱託警察犬に出動を依頼するという形をとっている。

勤務は24時間体制。

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