くらし情報『行方不明者を3回見つけた犬も…高齢者“徘徊”救う警察犬』

2020年7月9日 11:00

行方不明者を3回見つけた犬も…高齢者“徘徊”救う警察犬

通常2人2頭のグループ3組が交代で回し、そこに日勤のもう1グループを加えて、計8人8頭態勢で、県内全域をカバーする。

「出動していないときは基本的に訓練を行っています。われわれはよく“人犬一体”と言っていますが、人間と犬が一体となることで、初めて犬は存分に力を発揮できるようになる。『座れ』『立て』『伏せ』などの号令をかける基本的な服従訓練から、遺留品などのにおいをもとに人物を特定する臭気選別訓練、足跡のにおいからその人物や証拠品等を発見する足跡追及訓練などをつねに行い、お互いの信頼関係を作り上げています」(前出の川崎警部)

では実際、高齢行方不明者の捜索はどのように行われているのか。ムック号とコンビを組む門脇警部補が解説する。

「まず、行方不明者のご家族から行動の癖などをしっかり聞きます。たとえば、どういうところに行きそうな人か?足腰が丈夫で長時間歩くことができる高齢者なのか?など。警察犬の訓練では、しゃがみ込んだ人を見つけ出す訓練もしており、行方不明者の行動の癖は捜索の手がかりになります。
その特徴を知ったうえで、つえをついているのであれば、どれくらいのスピードで歩いているかを推測。

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