くらし情報『猛暑でも窓は閉めないで!冷房が高める電車内での感染リスク』

2020年7月10日 06:00

猛暑でも窓は閉めないで!冷房が高める電車内での感染リスク

冷房が感染リスクを高める可能性は非常に高いのです」(前出・医療ジャーナリスト)

現在、各鉄道会社は車内の窓を開けて換気に取り組んでいる。しかし猛暑が予想される今夏、冷房による“電車クラスター”が起こる可能性があるのだ。

帝京大学大学院公衆衛生学研究科の高橋謙造教授はこう語る。

「電車のエアコンは換気機能が付いているものは少なく、車内の空気を循環して冷やしていますので同じ空気が滞留しやすくなります。特に地下鉄などは空気が停滞しやすく、通勤などで“3密状態”となることで、換気も悪いのでいい環境とは決して言えません」

そうはいっても、働く人やこれから帰省を控える人たちがまったく電車を使わないというのも現実的には難しい。

電車内での感染リスクを抑える方法の一つとして、高橋教授は“車内の立ち位置”が重要だという。

「車両でいうと、換気の多いドアまわり。窓が開いているなら車両前方の連結部分のドアが閉まっているあたりより、後方の風が流れる場所がいいです。
真ん中は空気が滞留しやすいです。もちろん基本的には飛沫感染ですので、マスクは必須です。満員電車などでおしゃべりしている人はあまりいないとは思いますが、マスクは必ずつけていたほうがいいですね」

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