くらし情報『“嗅ぐだけでコロナ発見”話題の嗅覚障害診断サイトを体験』

2020年8月31日 11:00

“嗅ぐだけでコロナ発見”話題の嗅覚障害診断サイトを体験

毎日、日用品や調味料の匂いを嗅ぐだけ。

毎日、日用品や調味料の匂いを嗅ぐだけ。



「今年3月から4月にかけて、スウェーデンで2千400人以上が、この『SmellTracker(スメルトラッカー)』の調査に協力してくれました。すると感染者が増加していくにつれて、『匂いを感じなくなった』という回答者も増えていったのです」

そう語るのは、東京大学大学院の岡本雅子特任准教授。

いま世界で『スメルトラッカー』と名付けられたサイトが話題を集め始めている。新型コロナウイルスの症状のなかには、熱、せき、倦怠感などのほか、味覚や嗅覚の異常などもある。そのうちの嗅覚の異変を自分でチェックできるというサイトで、イスラエルのノアム・ソーベル博士が主催しているのだ。

日本での研究パートナーは、東京大学大学院農学生命科学研究科生物化学研究室の東原和成教授。
ソーベル博士とは旧知の仲であり、世界的に有名な嗅覚研究の専門家だ。

今回は東原研究室のメンバーである岡本特任准教授が取材に応じてくれた。

新型コロナの発症者のうち、嗅覚障害を訴える患者はかなり多いといわれている。

「現在発表されている報告によると7割から8割と、かなり高い数値です。アメリカのペンシルベニア大学の研究では、患者の60人のうち59人が何らかの嗅覚障害を示したというデータもあります」

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