2020年9月4日 11:00
カセットコンロが爆発…災害時に気を付けたい食の注意点
主婦で3人の子どもの母でもある国崎さんは、「家庭内流通備蓄」として、こう提唱した。この考え方は、現在「ローリングストック」と呼ばれ、広く普及している。
「アルファ米や缶パンなどのいわゆる“非常食”は、費用の面でも割高ですし、栄養の偏りや、賞味期限の管理も負担になります。一方、日ごろから食べるものを多めに買い、消費したら買い足す、という方法なら、賞味期限もこまめにチェックできますし、ふだんから栄養バランスに気を配れば、災害時の健康管理にもつながります。食べ慣れた味は、災害時のストレスを軽減する効果も。何より、特別なことをするのではなく、スーパーでの買い物という日常の中で、非常時への備えができるんです」
冷凍保存しておき、自然解凍で食べられるものも災害時には助かるという。
「スーパーで特売の野菜を見つけたら多めに買って、ゆでてカットし、冷凍しておくといいでしょう。お肉も、カットして冷凍しておけば、包丁やまな板を使わずに調理できるのでふだんから便利です。
ほかにもふだんのご飯を、多めに作り置きし、冷凍しておけば自然解凍するだけでそれがそのまま非常食になります」
では、災害時の食で気を付けるべきことは?災害時の注意点は次の2つだ。