2020年9月7日 11:00
「おはらい費まで請求されることも」弁護士語る自死遺族の現状
自死は悪いこと、気持ちが悪いこと、という感覚を少しでもなくしていきたい。亡くなる人は、死にたくて死んでいったわけじゃない。必死に頑張って生きてきて、それでも死に追いやられてしまったんです。それは、浩介さんと生きてきた私には痛いほどわかるから。そのことをお話しすると、多くの方は共感してくださいます」
佃さんはいまも、最愛の彼を近くに感じることがあると話す。
「やはり訴訟は、悩むことも多いです。煮詰まっていると、ふっとね、思い浮かぶことがあるんです。元気だったころの彼からかけられた言葉が、彼の声が、聞こえてくるんです」
大粒の涙を流すと、佃さんは誰かに確認するように、何度もうなずいてみせた――。
「女性自身」2020年9月15日号 掲載
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