くらし情報『真矢ミキ語る「『さくらの親子丼』で思い出した亡き母の料理」』

2020年9月22日 11:00

真矢ミキ語る「『さくらの親子丼』で思い出した亡き母の料理」

あとはロールキャベツやお雑煮。母は、季節に関係なくお雑煮を作ってくれましたね。さっぱりとしたしょうゆ味で、里いもやにんじん、大根、三つ葉の入った具だくさん汁。お椀ひとつで簡単なうえに、栄養満点で、あれは“即席でできる優しさ”だったんだなあって、最近よく思います。母も、いろいろな料理を何周かして、最終的に時短でおいしいものに戻り、私たちを育ててくれたんだと思い至りました。そして今、私も母に似てきちゃった(笑)」

真矢さんが40歳になる誕生日に父親が他界。数年後にバレエダンサーの西島数博さんと結婚したのち、母親に認知症の症状が出ると、同居生活に踏み切った。仕事と介護の両立では大変なことも多かったが、そんなとき、母親とのコミュニケーションを円滑にしてくれたのも“食”だった。


「夏だったら、なすやピーマンを半分に切って焼き、しょうがじょうゆでいただく。そうめんと、かき揚げも定番でしたね。というのも、母がかき揚げが好きで、なかでも、桜エビは大好物でした。出身地の神奈川が桜エビが捕れる場所だから、懐かしくなるんでしょうね、あの香ばしい味が。家にはつねに桜エビがあって、季節ごとに合わせる野菜を変えるんです。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.