くらし情報『美智子さま「被災地のはまぎく」が支えた外出自粛5カ月』

2020年10月19日 06:00

美智子さま「被災地のはまぎく」が支えた外出自粛5カ月

このことが大槌町、岩手県の人に伝わると、とても励みになります」

感激した様子でそう語るのは、岩手県大槌町「三陸花ホテルはまぎく」の千代川茂社長。実はコハマギクは、東日本大震災の被災地と上皇ご夫妻に深い縁のある花なのだ。

震災前の’97年には、天皇皇后両陛下がこのホテルの前身の『浪板観光ホテル』にお泊まりになったことがあった。しかし’11年3月11日、ホテルは津波に飲み込まれ壊滅的な被害を受ける。先代の社長だった千代川さんの兄も行方不明になってしまった。

震災から半年後ーー。美智子さまの77歳の誕生日に公開された写真は、上皇陛下とご一緒に皇居に咲くコハマギクの花をご覧になっているもの。上皇ご夫妻は、’97年に、千代川社長の兄が献上したコハマギクの種を、大切に育てていらっしゃったのだ。


そのコハマギクが現在、高輪の仙洞仮御所で育てられている。美智子さまは、引っ越しの際に皇居から高輪にお持ちになったそうだ。

「あと半年で、東日本大震災から10年。着実に復興は進んできましたが、コロナ禍でたいへんな時代になってしまいました。観光産業もダメージが大きいです。でも、はまぎくの『逆境に立ち向かう』という花言葉のように頑張りたいと改めて思いました」

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