くらし情報『大杉漣さん逝去から3年「いつか映画を」託された遺志の実現』

2021年1月26日 19:21

大杉漣さん逝去から3年「いつか映画を」託された遺志の実現

「大杉さんは偉ぶることなく、若いスタッフにも敬語で接する人。大杉さんを中心に、のびのびとした撮影現場だったといいます。セリフはあっても細かい決まりはなく、ゲスト参加したどの役者も『本当に楽しかった』と喜んでいました。

そんな大杉さんはアイデアマンでもありました。例えば前作のオープニングで、海から登場するシーンは大杉さん発案。『どんなことでもやってみよう』と、いつも“遊び心”を大切にしていたそうです。そのような寛大さは、共演者たちの魅力を何倍にも引き出したのです」(制作関係者)

■続編に意欲、「いつか映画を…」

今春には、映画の全国公開も予定されている本作。シリーズ初となる映画化だが、大杉さんたっての希望でもあったという。


「大杉さんは撮影中に『次作はどうする?』と聞くなど、意欲に満ちていました。また “おじさん”だけにとらわれず、様々なアプローチを考えていたそうです。100人以上も役者が登場する今作は、まさに大杉さんの思いを汲み取った作品といえるでしょう。そんな大杉さんは、『いつか映画を撮りたいね』と望んでいました。今回映画化が実現したのも、『大杉さんの願いを形にしよう』という動きから始まったといいます」

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