2021年2月4日 06:00
政府構想も頓挫の「お肉券」が“和牛給食”に姿を変えていた!
そのメニューはこうだ。
兵庫県内の小中学校では神戸牛のシチューや、すき焼き。三重県内の小中学校では、松阪牛や伊賀牛を使用したさいころステーキ、といった超豪華ラインナップ。
2020年11月末時点ですでに、東京都をのぞく46道府県、のべ3万5千校に余った高級和牛肉が提供されてきた。
当時、農林水産大臣だった江藤拓氏は「和牛を食べたことがないまま大人になるよりも、年に1回でも食べる機会があるほうがよい」と、あくまでも“子どものため”であることを強調していた。たしかに“食育”による和牛肉の需要促進ということであれば、悪いことではなさそうだが……。
■「なぜ特定の団体や業界だけを支援?」との批判も
しかし、10都府県で2度目の「緊急事態宣言」が発令中のいま、「そんな予算があれば、ほかに回してほしい」という声も少なくない。
先日、自身のFacebookに《学校で100グラム1000円の和牛を配ることに!?人々の声は聞こえないのか??》と投稿した東京都・練馬区議の岩瀬たけし氏を直撃してみると、こんな答えが返ってきた。
「先日、練馬区でも小中学校の給食に3回、和牛を提供すると発表がありました。