2021年3月1日 11:00
伊東四朗が明かす父の顔「おしめも替え、風呂にも入れました」
孝明は、父との対談のなかでこう話している。
《家にいるときは寡黙で、大きな声で子どもを叱ったこともない。(中略)参観日も運動会も必ず来てくれたし、遠足で家の前を通るときなんか、長い行列の中から僕を探して手を振ったり8ミリ回したり》(『オブラ』’04年5月号)
伊東は、仕事が終われば、寄り道もせず、まっすぐ家に帰る人だ。
「芸能界に飲み仲間はいないし、表で飲むことはほとんどない。パッと区切りたいんですよ。帰りの車に乗ったら、スパッと本名の自分に戻っていたいんです」
奥さんは料理上手で、それも家に帰りたい大きな理由のようだ。
「いちばん好きなのは味噌汁ですね。味噌からつくってるから、10年くらい前からかな」
梅干しも手作り、ぬか漬けも絶品。
ぬか床をかき回すのは、伊東の役目だという。
趣味は脳トレだ。
「とにかく脳だけはしっかりさせておきたくて、円周率を覚え始めて、いまも続けているんです。円周率は小数点以下1千桁までブツブツ言って、百人一首を全部、昔の日本の国の名前を68カ国、出羽の国からピシッと言って、それからアメリカ合衆国の50州、大リーグの30チーム、Jリーグを18チーム。