くらし情報『テレビ、洗濯機が一斉に…購入10年目に起きた故障クラスター』

2021年3月4日 06:00

テレビ、洗濯機が一斉に…購入10年目に起きた故障クラスター

「“高価な家電がほんの10年でダメになるなんて”と憤る人は少なくありませんが、アナログ時代の家電と比べると寿命は格段に延びています」(コヤマさん・以下同)

だが、“壊れ方”に問題があるという。昔の家電は、ところどころに不具合が出て、だんだんと壊れていくことが多かったが……。

「たとえば、冷蔵庫やエアコンの場合は熱交換をするインバーターが故障の原因になることが多いのですが、近年に作られたものは、壊れたときはまるで心臓が止まるように突如動かなくなってしまうことが多いのです」

さらに、デジタル化は修理することを難しくしている。

「調子が悪くてもたたけば動きだすようなイメージが昔の家電にはありましたよね。実際、構造がシンプルなぶん修理も簡単でした。ところが、現代の家電は高性能になったぶん、システムも複雑になり、修理が困難で、部品交換が必須となりました。しかし、交換用部品の定められた保有年数は冷蔵庫やエアコンで9年、テレビで8年だけです。10年たって壊れても修理できない可能性が高いのです」
前出のAさんは、引っ越しとともに買いそろえた家電が10年目の“寿命”を迎え、次々と壊れてしまったのだ。

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