くらし情報『融資額164万円の場合も…介護職に支援金がつく背景』

2021年3月19日 11:00

融資額164万円の場合も…介護職に支援金がつく背景

また、外国人労働者の受け入れが、むずかしくなったことも大きいでしょう。

4月から始めるのは転職者向けの支援ですが、介護の実務経験がある人に復職を促す「離職介護人材再就職準備金貸付事業」はすでに実施されています。

こちらの対象は介護の資格を持ち1年以上の実務経験があるが、いまは介護業界で働いていない人です。介護に復職すると、再就職準備金として最大40万円の融資が可能。2年勤めれば返済が全額免除されます。こちらは地域の社会福祉協議会が窓口です。

さらに、介護関連では唯一の国家資格である「介護福祉士」を目指す手もあります。この資格を取得するには、3年以上の実務経験者が「介護福祉士実務者研修」を受講したうえで受験するか、あるいは、養成校に2年通って受験資格を得るなどがあります。


早く資格を取得したいから養成校に通いたいが受講料がハードルという方には、「介護福祉士等修学資金貸付制度」があります。

たとえば東京都では、入学準備金20万円と受講費用は月5万円、卒業時に就職準備金20万円、受験費用4万円を、いずれもその範囲内で融資が受けられます。2年制の養成校の場合、融資額は164万円までと高額ですが、卒業後、5年間その地域の介護施設で勤めれば、こちらも全額返済免除となります。

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