2021年4月1日 06:00
ワクチン疑問に医師が回答 接種前後に気を付けることは?
また、あまり知られていないのですが、接種した腕の脇の下のリンパ節が痛みとともに腫れることがあります。多くの場合、1週間程度でおさまるのですが、ワクチン接種後に乳がん検診をすると誤って「がん」を疑われる可能性も。乳がん検診は接種前か、接種してから4〜6週間あけたほうが混乱を避けられるでしょう。
まれに接種してから1週間以上たって、接種した箇所が赤く腫れる「遅発性局所反応」が起こることも報告されています。こちらも、自然に治癒することが知られています。
【Q3】接種前後に気をつけることはありますか?
接種後発熱することもあるので、接種翌日は仕事を休めるようにしておくなど予定を調整しておくといいでしょう。
また、鎮痛薬を飲んでから接種を受けると理論上ワクチンの効果が下がる可能性があります。そのため、副作用の予防などの意味で不必要に痛み止めを飲むのは避けましょう。
もちろん、持病で飲まれているような方は飲み続ける必要がありますが、あくまで必要がない場合には、飲まないほうがいいと考えます。また、接種後に痛みや熱が出てしまった際に、飲むのは構いません。
このように持病があったり、薬を服用していたりなどで接種に不安のある人は、事前にかかりつけ医に相談しておくこと。