2021年5月17日 11:00
元患者がスタート!がん克服後の孤独を救うNY発フィットネス
しだいに、卵巣がんや胃がんの方も来て、あらゆるがんの人の教室にしたいと思い始めていたんです」
がん患者の会は、全国にあまたあるが、運動することで、がんを克服しようという広瀬さんの理念は、日本では特異なものだ。
「がん患者の会って、暗いんですね。涙を流してつらい話をし、聞く。それで同じ思いを共有できる人には効果があると思いますが、私には向かなかった。それなら明るく、涙を見せず、体を動かすほうが私向きだと思ったんです」
キャンサーフィットネスの利用者は全国で現在200人ほど。リハビリやがん専門医、理学療法士、栄養士の協力を仰ぎながら、さまざまな教室を開いている。心のケアや運動だけでなく、リンパ浮腫や体重超過の人のための対策クラスもあり、なんとチアダンスのクラスまであった。
「16年ごろから始めたんですが、参加者が思いがけず増えたので、チアチームを作ったんですよ」
好きなクラスに参加して、楽しみながら、がんと生きる方法を習得したメンバーの表情は、みんな明るく、生き生きと輝いていた。
「女性自身」2021年5月25日号掲載
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