2021年5月21日 06:00
6つの数字で「年間いくら貯めれば老後に安心か」計算してみよう
にて、6つの数字を入力すれば、自動的に「必要貯蓄率」を計算してくれる。
それでは、空欄に入れるべき数字の解説をしてもらおう。
■老後生活費率
現役時代の生活費に対する、老後の生活費の割合。
「一般的に老後生活に入ると、食費や交際費なども減り、生活費が安くなります。家計調査などでは、生活費は現役時代から3割減。具体的にイメージがつかない人は0.7と書き込みましょう」
■平均手取り年収
ポイントは“これまで”ではなく“これから”の平均手取り年収。
「手取り額は健康保険料や所得税、住民税などがあるため、額面の75%ほどです。55歳から役員定年で2割減、60歳からの再雇用でさらに3割減ほどになることも考えて計算します。
妻が正社員などで、今後も安定的に働く場合は、夫婦で合算した額を書き込みます。フリーランスやパートの方の収入は、不安定な要素もあるので、現在の年収よりも1〜2割少なく見積もっておくといいです」
■年金額
終身でもらえる年金の額。
「50歳以上の人は『ねんきん定期便』の数字を参照。また50歳未満でも『ねんきんネット』に登録すれば、年金予想額がわかります。公的年金以外にも、終身で受け取れる企業年金、民間の終身年金などもあれば、合算してください」