2021年6月22日 06:00
「京都の紅茶王」遺産争いの知られざる結末 婚外子の壮絶人生
彼のお母様からも『この子は真里ちゃんが大好きだから結婚してやってくれ』と言われました。
でも結納の日の夜に、彼から耳を疑うことを言われたんです。『これから人生色々あると思うけど、幸せになれるといいね。真里の遺産によるね』と。『遺産による』って何?普通そんな言葉出ます?私の遺産を待っていたんです。お酒でヘベレケのときの発言ならまだ受け止められたかもしれませんが、結納の夜にそんなことを言われて、女性としてどうしても受け入れられませんでした。だから婚約は破棄しました」
しかも、婚約者を失っただけでは終わらない。
「彼の母親から訴えられたんです。
今まで貢いだお金を返せって。でも、一緒に住む家のための家電なんかは買ってもらったりはしましたが、金銭やアクセサリーなんかを貰ったことはありません。結局、弁護士を挟んで解決しました。元婚約者とは友人の期間も入れれば7年間見てきた人だったので、相当なショックでした。人間不信になります」
真里さんは、その出自によって翻弄され続けてきたという。
「父は母のことが『青春のすべてだ』と言っていたそうです。金銭も絡まず、本当の恋愛だったのでしょうね。2人はそれでいいですよ。