2021年7月12日 11:00
「赤井英和の生態」でバズった“嫁アカ”佳子さん語る夫への思い
『どんな治療でもやろう、一歩進もう』と。仕事の撮影現場でもニコニコしていたはずです。でも、そんな強い赤井が私以上に苦しんでいたことが、あるときわかったんです」
そのころ現実から逃避したかった彼女は「下ばかり向いて」過ごしていた。ある日ふと顔を上げ、夫のほうに目をやると「その姿はボロボロだった」ことに気づいた。
「肩を落として落ち込み、眉間に皺をよせる赤井は、本当に惨めな姿でした。こんなにみすぼらしい人だったっけと思うほど弱っていた。『ああ私といっしょだ、赤井もこんなに苦しんでいたんだ』と」
■これからも目が離せない赤井夫婦
人はひと皮むけばいろんな感情を秘めているものなんだと、そこで佳子さんは理解できたという。
「赤井は試合で死にかけたこともあるし、子どもを亡くすのは、いちばん悲しいこと。
人それぞれどんな感情を秘めているかは他人にはわかりませんから、軽はずみになにか声をかけるのは難しい。でも『わかるよ!』と共感することだったら、お互いできると思ったんです」
その経験、その思いがツイートの原点となったのだ――。
《どうしても、道のこういうとこを歩く》(5月27日)=散歩中の赤井さん。