2021年7月18日 11:00
三浦春馬さん一周忌「本当に求めていたのは、親だったと……」
目が本当にきれいで、パッと見て華があったので、“うちのスタジオの顔にしたい”と、月謝なしの特待生で迎えました」
地元スーパーのチラシのモデルから始まった芸能活動だったが、すぐに子役として頭角を現す。
「会うたびに、挨拶のようにハグしてました。甘えん坊で、小さいころは、車での移動でも私の膝の上にいないとイヤだって(笑)。一人っ子で自宅は寂しかったのか、『帰りたくない』と、うちに泊めて、同じベッドで寝たことも。映画『Nileナイル』(’99年)のエジプトロケには私も現地に同行して、あの子が食べたいという梅干しを必死に探したりも」
ところが中学に上がるころ、ある異変を感じ取る。
「思い悩む様子がありました。恐らく、お母さまが2度目の結婚をした前後です。突っ込んで聞くと、春馬にお母さん批判をさせてしまうのではと、私はそれ以上詮索しませんでした」
実の両親は三浦さんの幼少期に離婚していたが、母親がこのころ、5歳年下の男性と再婚していたことが、三浦さんの死後の報道などで伝えられている。
「その後14~15歳で、アミューズさんに預けてからは、私がしゃしゃり出ないほうがいいだろうと、あえて距離を取るようにしました」