2021年7月28日 11:00
バッハ会長 開会式前日にも厚顔…天皇陛下の前で“不規則発言”
「現在、世界各国は、一昨年末より世界中を襲った新型コロナウイルス感染症の感染拡大という大変厳しい試練に直面しています」
「新型コロナウイルス感染症に対する万全の対策を講じながらの大会運営は決して容易なことではないと思います」
「夏の盛りの熱波にも注意が必要です」
■天皇陛下は五輪開催と感染拡大の板挟みに…
開会式の前から、五輪関係者や選手の感染が続出。熱中症で意識不明になったアーチェリー選手もいた。そのような状況での強行開催に、強くくぎを刺されたのだ。そして、大会の成功を願うメッセージを述べられた。
「この大会が、皆さんをはじめとする関係者の連携による感染防止対策に万全が期されることにより、アスリートの皆さんが健康な状態で安心して競技に打ち込み、その姿を通じて、新しい未来へと希望の灯火がつながれる大会となることを願います」
大会の名誉総裁としての責務を果たされながらも、国民の不安を代弁し、IOCに対して毅然とした態度で応じた陛下。22日にIOC委員19人と面会、23日には各国首脳ら12人と面会、そして開会式に出席。すべて、天皇陛下お一人での出席だった。
1カ月前、宮内庁長官の“拝察発言”によって、天皇陛下が五輪開催による感染拡大を強く懸念されていることが明らかになった。