くらし情報『バッハ会長 開会式前日にも厚顔…天皇陛下の前で“不規則発言”』

2021年7月28日 11:00

バッハ会長 開会式前日にも厚顔…天皇陛下の前で“不規則発言”

その後、感染者数は再び増加に転じ、歯止めがかからない中での五輪開催。実は開会宣言の文言も、直前になって変更になっていた。

もともと五輪憲章の’20年版では「近代オリンピアードを祝い」という表現だったが、最終的に「記念する」という表現に。英語の「celebrating」の訳を変更して、祝福のニュアンスを消したのだ。

近現代の皇室に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは「陛下は『オリンピックの開催』と『開催による新型コロナ拡大の懸念』の板挟みになっている」と語る。

「天皇や皇族方、なかでも数少ない皇位継承者たちが万が一感染すれば、皇室の危機、ひいては日本国の象徴としての存在の危機になる可能性もあります。感染を避けるため、陛下はかなり慎重に対応されてきていると思います。現実に新型コロナ感染で入院したり亡くなったりする方も多いです。
熱海では土石流の被害もあったばかりです。お祝いムードで行える状況ではないでしょう。

それでも、困難な状況で東京五輪の関係者が尽力しているのも確かです。開催の賛否について国論が二分されている中で、双方に丁寧に対応していこうとされる陛下のご姿勢が見えます」

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