2021年8月16日 06:00
西村知美語る伝説のマイケル来日公演「最前列には松田聖子が」
に出たとき、隣に座った外国人のタレントさんが、すごく親切に、中学生でもわかるような簡単な英語で、『いくつなの?』『かわいい衣装ね』『白が似合うわね』と声をかけてくれたんです。周りのみんなはそれを見て、すごく興奮していたのですが、私はどなたかわかっていなくて、聞くと『マイケル・ジャクソンのお姉さんのラトーヤさんだよ』と。それでも、マイケルの存在すら知らなかった私は、まったくピンときていなくて……」
■ライブは口パクで盛り上がった
マイケルの来日ツアーのチケットを入手してもらったのは、その後、しばらくたってから。
「1曲も知らないんじゃ盛り上がれないと思って、予習のつもりでレコードを聴いたら、あまりに声が高くて、『マイケルっていうから男性だと思ったけど、女性だったんだ』と勘違い。ただ曲は大好きで、すぐにめちゃくちゃハマって、アルバムを全部、ジャクソン5までさかのぼって聴き込みました」
来日コンサートではメドレーでジャクソン5の曲も披露された。西村さんは英語がわからないながらも盛り上がりたくて、適当に口をパクパクさせていたという。
「そうしたらカメラクルーが私の隣にきて、すごいアップで撮り始めたんです。