くらし情報『コロナ禍の保健所の過酷さを後世に 79歳女性映画監督の奮闘』

2021年9月28日 15:50

コロナ禍の保健所の過酷さを後世に 79歳女性映画監督の奮闘

通常は小人数でも5~6人のクルーを組むのが普通だというが、本作の撮影ではリスクを考慮し、監督含め、カメラマン、音声の3人という人数で行った。問題になったのは、最終的には940万円かかったという制作費をどう捻出するかだった。

「映画を撮るってお金がかかるんですよ。最初はみんなに『(制作費は)心配しなくていい』と、私が背負うつもりだった。自腹にして、あとで教材映像として販売して回収すればいいと思ったんです。今までそんなふうに『制作費はいい』と言ったことはありません。受注するなら、ちゃんと制作費を決めます。けど、彼女たちは現場の一職員なんですよ。
思いはあってもお金はないことはよくわかってるから、負担をかけてはいけないなと思ったんです」

話し合いを続けるなかで、宮崎監督から「これは映画にして公開したい」と提案。さらに「制作費をクラウドファンディングで集めてみては」という声が挙がった。「それで最初は目標200万円でクラウドファンディングをスタートして。不安だったんですが、すぐに達成できてびっくりしました。それで気を良くして目標を400万円にしたんです。580万円くらい集まりましたが、クラウドファンディングは17%の手数料を払うので、制作費として使えたのが400万円。

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