2021年10月1日 06:00
11月も100円超の値上げ…冬本番前に実践したい「電気代削減ワザ7」
《電力大手10社は、11月の家庭向けの電気料金を全社値上げする見通し》
9月16日、新聞各社が電気料金の値上げを報じた。各社月額で100円程度のアップだが、この1年でいったい何度この報道を目にしたことだろう。ファイナンシャルプランナーで消費生活アドバイザーの丸山晴美さんが解説する。
「家庭向けの電気料金は’11年の東日本大震災以降、火力発電にシフトしたことで値上げの傾向にありました。それに加え、今年は火力発電の燃料となる液化天然ガスや石炭などの輸入価格が軒並み上昇していることから、値上げが続いています。さらに今年5月からは、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを普及させるために、毎月の料金に上乗せされている『再エネ賦課金』が、標準的な家庭で1,000円以上課されています」
電気代は、この1年でじつに20%近くも値上がりしている家庭もあるのだ。
■この冬は電力が不足する懸念も……
とりわけ、新型コロナウイルスの影響で在宅ワークが増えているうえ、到来が予想される感染拡大第6波で再びステイホームの時間が長くなる可能性も。家で過ごすことが多くなれば、それだけ電気代もかさんでしまうことに。