2021年10月14日 15:50
特徴は?実用化めどは?開発進む「コロナ治療薬&ワクチン13選」
メルク以外にも、ファイザー、ロシュ、塩野義製薬が、コロナウイルスの増殖を抑える経口薬の開発を進めており、来春には実用化されるかもしれない。
■「新治療薬」※メーカーの発表、報道をもとに本誌作成
【メルク(米国)】「モルヌピラビル」/実用化の見込み:年内
飲み薬を12時間おきに10回、5日間服用する。ウイルスの増殖を阻害し、発症を防ぐ効果も期待。入院していない軽症、中等症の患者が対象。
【ファイザー(米国)】「PF-07321332」/実用化の見込み:’22年1月ごろ
飲み薬と静脈注射があり、細胞内でウイルスの増殖に不可欠な酵素の働きを妨げる。入院していない軽症、中等症の患者が対象。
【ロシュ(スイス)】など「AT-527」/実用化の見込み:’22年春ごろ
C型肝炎ウイルス治療薬を転用。RNAポリメラーゼ阻害薬で、ウイルスの増殖を抑制する飲み薬。
軽症、中等症の患者が対象。
【塩野義製薬「S-217622」】/実用化の見込み:’21年内に申請、’22年1〜3月に実用化か
ウイルスが細胞内で増殖するために必要な酵素の働きを妨げる経口薬。無症状、軽症の患者が対象。1日1回5日間服用する。