2021年10月14日 15:50
特徴は?実用化めどは?開発進む「コロナ治療薬&ワクチン13選」
また注射を使わずに鼻に噴霧する経鼻型、口から吸入する経口型のワクチンも開発が進められており、これまでアレルギーや体質的にワクチンを打てなかった人や医療環境が整っていない場所でも接種ができる可能性もあります」(玉谷先生)
そのうちの多くが、今年度中の実用化を目標としている。米国ニューヨークのマウントサイナイ医科大学の内科医、山田悠史先生が語る。
「慎重に考えても、医療の現場にいる立場としては“戦える武器”が増えるわけですから、明るい光が見えてきたといえるでしょう。しかし、治療薬やワクチンが増えたからといって、感染予防をしなくてもいいわけではありません。火事が起こっても火を消せばいいか、あるいはそもそも火事を起こさないことが大切なのか、ということです。消火方法を持っていても、火事が起きればケガをする可能性はあるのです。同時に感染しないことも重要。ワクチンを接種して、日ごろの感染対策をしっかりやることも大切になってきます」
以前の暮らしに戻れるのは、いつになるのだろうか?
「ウイルスの増殖を防ぐ飲み薬とワクチンがあることで、新型コロナがインフルエンザと同じように対応できる可能性が出てきました。