2021年10月25日 06:00
「80年代のぶりっ子はナチュラル」さとう珠緒が“あざとい系女子”の計算高さを指摘
の付録“歌本”で覚えた。
「最初にのめり込んだアイドルは柏原芳恵さん。当時、テレビで芳恵ちゃんのモノマネをする人は、お尻をフリフリしていたんですけど、それくらい、ほかのアイドルと違って色っぽく、大人な雰囲気が魅力だったんです。
毎週日曜の朝は芳恵ちゃんのラジオ番組を楽しみにしていました。前の日に深夜まで、(明石家)さんまさんのちょっとエッチな番組を、罪悪感を抱きながら楽しんでいたので、寝不足気味でしたけど(笑)」
’82年には中森明菜や堀ちえみ、松本伊代らがデビュー。
「“花の’82年組”の中では、いまなら剛力彩芽さんのような、ボーイッシュで健康的な早見優さんが好きでした。いかにもレモンの香りがして、爽やかな風が吹いていそうな感じでしたよね」
当初は「それでも、まだ横一線だった」というさとうさんの中でのアイドルレースで、めきめきと頭角を現したのが小泉今日子だ。
「かわいすぎて、ついマネしたくなるんですよね。
タータンチェックの服にベレー帽を合わせていれば、私もそのコーディネートを買ってもらったし、“オンザ眉毛”の髪形にしたら、私もそうする」
アイドル路線で突き進んでいたキョンキョンの印象がガラリと変わったのは、20枚目のシングル『木枯しに抱かれて』(’86年)