2021年10月22日 11:00
実家に500万円無心させられたーー急増するコロナ禍DV事情
■モラハラならぬMoneyハラ男
「私の夫は『ドケチ』で、お金に関しては人格が豹変します。コロナ禍で、金銭感覚はマネーハラスメントといっていいほど悪化。残業代も出張費もなくなったため、家計が苦しくなった分、『専業主婦なんだから実家へ行って用立ててもらえ!』と私に実家へ無心させようとします。
結局この2年で500万円援助してもらいました。私が現金を持って帰ると目を輝かせて、『土地持ち娘と結婚して正解だったわ、おれ!』とご満悦。でも『土地持ち娘』は大げさ。実家は古い一軒家で、両親は年金暮らしでカツカツです。
夫が『コロナで残業なくなって楽になったわ。
長生きしそうだわ』と言って家でゴロゴロしている姿を見ると、殺意を覚えます」(54歳・専業主婦・智子さん)
【回答】
「モラハラ夫はたいてい『ドケチ』です。殺意を覚えるのであれば、決意と覚悟をもって別れる計画を立てるほうが建設的です。ただしドケチ夫は財産分与を避けたいので、離婚に応じないケースも多いです。智子さんは専業主婦なので、まずは自立の道を模索しましょう。いままで『離婚してやっていけるだろうか』という不安から決断できなかったのでしょう。