2022年1月1日 11:00
「収入が少ないから貯められない」は言い訳 改めたい貯蓄の考え方
収入によって1年で貯まる人もいれば5年がかりになる人もいるが、100万円というのはけっして手の届かない金額ではない。
まずは貯蓄の目標として、100万円という明確な金額を設定し、予算決めをすることが、お金を貯めるためのモチベーションの維持にもつながるのだ。
■無駄な出費を抑えるには“主婦の目線”が有効
それではここから、お金を貯めるための“正解”を頼藤さんに細かく教えてもらおう。
「まずは収入の多寡にかかわらず言えることですが、入ってきたお金を使い『残ったら貯蓄する』では、貯蓄は進みません。冒頭にあったパーキンソンの法則のとおり、人間というのは、お金があったらあっただけ使ってしまうもの。ですから、貯蓄は給料日の直後に別口座に移すなど『先取り貯蓄』が鉄則です。先取りした貯蓄は“なかったもの”として、貯蓄後に残ったお金が使える限度額。逆に言えば、この範囲なら使い切っても大丈夫です」
先に貯蓄を済ませているから、もう残さなくてよい。
そう考えると、意外と気楽かも。ただ、節約を心掛けているつもりでも、「いつの間にかお金が減っている」ということがある。
「その原因は『ラテマネー』かもしれません。