2021年12月23日 11:00
ついに廃棄へ!アベノマスク神話“配布でマスク流通回復”のウソ
を占めていた。だが、2020年2月には中国からの輸入量が激減し、全体の輸入量も前年比56%にまで落ち込んだ。しかし、3月には90%まで回復し、4月からは前年を大きく上回っている。
【2020年上半期の不織布マスク(HSコード6307.90 029)輸入量の推移】
1月1万5,157トン(2019年同月比116%)
2月4,732トン(同56%)
3月8,697トン(同90%)
4月2万5,877トン(同257%)
5月3万154トン(同309%)
6月1万4,064トン(同172%)
一般家庭へのアベノマスクの配布が行われたのは2020年5月から6月にかけて。4月の段階で、すでに十分な輸入量は確保できるようになっていた。その背景には、中国のマスク生産量が急増したことや、中国で一時規制されていた医療物資の輸出が解禁されたこともあるとみられる。
さらに、アイリスオーヤマやシャープなど、さまざまな会社が国産マスクの生産に着手。6月の輸入量は5月と比べて半減していることから、日本国内で不織布マスクが供給過多となっている可能性もうかがえる。
実際に過去のツイートを見てみると……。
《マスクが普通に、スーパーに売ってました。。。