くらし情報『増加する葬儀トラブル「棺の前でのお別れが5分だけ」も』

2021年12月25日 15:50

増加する葬儀トラブル「棺の前でのお別れが5分だけ」も

また、多くは面会時間は0分です」

葬儀社のスタッフとはいえ人の子であり、故人の家族が面会に来る=人の目があるのと、面会ゼロ=誰にも見られていない状態とを比べれば、「どこかで対応に違いが出てくるはず」と是枝さん。

そして格安プランの場合、故人と対面できるのは「火葬場でお別れする直前の5~10分のみ(東京都の場合)となることが多い」のだという。

「都内の火葬場の場合は、火葬炉の前での面会が『5~10分』と規定されているんです」

私たちは故人を見送るとなると、棺の前で涙のお別れがあったり、言葉をかけたり、お花を手向けたりとイメージするが、それらは当然、葬儀社スタッフの人件費が発生してこそ初めて成り立つ時間なのだ。

「火葬場に着いて初めて、『面会時間が5分だけ』と気づいても、手遅れということもあります。やはり、お葬式のスタイルや、どこにどれだけお金をかけるかは、亡くなった方へのお気持ちと照らし合わせて考えるべきでしょう」
ちなみに小金井祭典では、お葬式のあと、役所や銀行の届出・手続のアドバイス、法事の手配などを含めたアフターサービスを料金内で行っているという。

「旧来の、数百万円も平気でかけるお葬式で、過剰になっていた部分の費用は見直すべきところもありますが、おみおくりから、ご供養までを丁寧に歩むことのできる選択をしていただきたいと思います」

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