2022年1月17日 06:00
立憲前議員が危惧する“提案型野党”への転向ーー「“批判”こそ必要なのでは」
「立民「論客」相次ぎ落選『批判だけでは支持されず』」(「産経新聞」、2021年11月1日号)
前の衆院選挙で落選した川内氏は、こんな記事で「政権批判やスキャンダル追及」を繰り返してきた「論客」として、辻元清美氏らとともに名指しされた代議士だ。
■立憲支持層にも広がった「野党は批判ばかり」という言葉
もともと、「『野党は批判ばかり』という批判」があること自体は知っていた。だが、こうした批判を川内氏が現実のものとして感じ始めたのは1年ほど前からだという。
「地元の鹿児島に戻ると、いつも街角に立ってお話をするんです。そのときに多くの方から声をかけていただくのですが、『野党は批判ばかりしないで、ちゃんと提案もしたほうがいいよ』というご意見をいただくようになった。一般の人、それも声をかけてくださるくらいですから、基本的には支持してくれている人が、心配してそうおっしゃる。このパワーワードは、よほど浸透しているんだなと感じたわけです」
自民党の関係者や自民党に近い評論家が好んで使う「野党は批判ばかり」というフレーズ。
「実際は、国会で同時にさまざまな問題に取り組んでいるわけです。
これは悪質な印象操作に過ぎません。