2022年1月14日 11:00
89歳NPO法人理事長が伝授「“貧乏ばあさん”にならない70歳からの処方箋」
通うのだとサボってしまいますが、来ていただくのであれば強制力があり、5〜6年継続できています」
【4】外出中に倒れたときを想定してバッグの中身を整える
「高齢になると外出先で何が起きるかわかりません。倒れたら意識があるとは限らないので、私は名刺に『延命治療は辞退致します』と万一の場合に備えた意思表示を記し、バッグに携帯しています」
人様にバッグの中身を改められる可能性もあるので、常に整理しておく習慣をつけると、緊張感がみなぎり元気でいられるという。
【5】同居で相続税が減税に
親子が同居していると相続税が安くなる特例がある。この制度を使えば相続税がゼロになるケースもあり、かなり得である。
「私は娘と2人暮らしで、毎日けんかです。しかし、言い争っても15分で水に流せる関係なので、これでも相性がよいと思えます。一方、実の母と娘でも許し合えないケースもあり、嫁と姑ならなおのこと遺恨が残ることも。ですから相続税減税になるからといって、相性のよくない人と、そのためだけの同居はおすすめできません」
【6】老年よ、財布を抱け
「家の権利書や預金通帳から年金証書まで、子に託してしまう人がいますが、これは感心できません。