高齢者以外の2回接種が完了した人も、ブースター接種(3回目の接種)が大事になってくるでしょう」(小川先生)
【Q3】重症化に注意が必要なのはどんな人?
「やはり基礎疾患(がんや糖尿病、心疾患、肥満、呼吸器不全など)のある人やお年寄りは、コロナの重症化のほか、二次感染、持病の悪化や別の病気の誘発などに注意が必要です。ウイルスに感染した箇所は傷つきますし、そこから入ったばい菌が肺炎や蓄膿症などを起こすリスクもあります。特に高齢者の場合、感染により食欲が減って、水分摂取が不足するだけで腎臓に大きく負担がかかって腎不全を起こす可能性があります。同様に、発熱などで心臓に負担がかかれば心不全の恐れがあり、ぜんそくのある人はぜんそく発作を誘発することも。このように持病が悪化したり、それによって死亡することも十分考えられるんです」(岡先生)
感染力の強いオミクロン株の場合、特に自分だけでなく周囲の人に、重症化リスクのある人がいないかも確認しておく必要がある。「病院や介護施設などにご家族が入院している方は、うつしてしまわないように細心の注意をはらってください」(小川先生)
【Q4】どのように対策をすればいいの?
「1人の感染者から最大50人が感染するというオミクロン株。
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