育休取得の榎並アナ 仕事中断の不安に「きっと多くの女性も同じ」
「ただいま~」と玄関に入って手を洗い、シャツを脱ぎながら、急いで赤ちゃんのもとへ。
「息子をお風呂に入れるのがボクの役目なのですが、帰宅する時間は眠たくて限界で、急がないといけないんです。脱ぎながら移動して、息子を抱くときは半裸に近い状態です(笑)」
高校、大学時代、遠泳部に所属し、猪突猛進に泳ぐ姿から、ついたあだ名は“褐色の弾丸”。その名のとおり“真っすぐ走りながらの育児”で、赤ちゃん中心の生活にくらいついているのだ。
■初めてだらけの育児「楽しみながら取り組んでくれる夫の姿に愛情が深まりました」
9月20日からいよいよ育休生活をスタートさせた榎並アナ。
「育休前の出社日、次の予定を書き込む職場のホワイトボードに『10月4日出社』と書いたときは“こんなに休むんだな”と、複雑な気持ちになりました」
だが、育児を始めると、そんな感慨も吹き飛んでしまうくらいに時間に追われた。
「初日から休まる時間がありませんでした。赤ちゃんが寝ているときに、一緒に寝て休めるんじゃないかと油断していましたが、人間、そんなにタイミングよく寝られないし、何より心配で目が離せませんでした。
赤ちゃんが寝ている間、ちゃんと息をしているのか確認したくて、胸の動きをチェックし続けていました」