2022年1月23日 06:00
帰宅後すぐ息子の入浴と料理 榎並アナが2週間の育休で得たもの
それで緊張がほぐれたのかも」
そんな“アシスト”もあり、榎並アナは、08年、難関を突破しフジテレビに入社したのだった。
■コロナ禍で立会い時間が限られた出産当時。居ても立ってもいられず一人、駐車場で待機
「系列局の新人アナが集まった研修では、アナウンススクールで学んだ経験がなかったボクはいちばんの素人。力の差は歴然で、落ち込む余地すらありませんでした」
アナウンサーとしてのデビューは、視聴率20%超の人気バラエティ番組『はねるのトびら』。11年からキャスターを務めた夕方のニュース番組『スーパーニュース』では、海外取材を初体験した。
「14年にタイで起きた反政府デモの取材でした。特派員経験が豊富な先輩からは『平和なデモだけど、何かのタイミングで状況が一変する。空気が変わったら、その場から離れるように』とレクチャーを受けていました」
実際に衝突が起こって銃が発砲されるケースもあったため、防弾チョッキと防弾ヘルメットを装着して現場をレポート。
幸いにして反政府デモは、ライブが行われるなど、平和なものだった。
「そこにフル装備で厳しい顔のボクがいたものだから“なんかオモシロイのが来てるぞ”と、バシャバシャ写真に撮られたんです」