検査の段階から費用がかかるので、基礎疾患がなく、せきや熱などが風邪程度の症状の人は、受診控えしてもおかしくはない。
「コロナ対応の薬には、早期に服用しなければ効果が低いものがほとんどで、受診控えが原因で重症化してしまう人も出るでしょう。5類にするにしても、検査費を無料にしたり、医療費が3割負担の家庭でも、新型コロナだけは1割負担で対応するなどの補助が必要だと思います」(児玉さん)
さらに気になるのが、ワクチンの接種だ。5類に分類されている「季節性インフルエンザ」のワクチンは、およそ3,000〜3,500円が負担額。一定年齢以上は無料という施策がとられる可能性もあるが、コロナワクチンも自己負担を求められた場合、現在の6カ月ごと年2回の接種で、年7,000円ほどかかる計算になる。夫婦だと、年1万4,000円と、軽くはない負担だ。
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