くらし情報『医師が懸念する5類引き下げ「死者増えて初めてコロナ拡大に気づくことも」』

2022年4月21日 06:00

医師が懸念する5類引き下げ「死者増えて初めてコロナ拡大に気づくことも」

感染力が強く、空気感染もある新型コロナウイルスが流行するなか、こうした状況が再現されれば、院内感染のリスクが高まります」

感染力の強さばかりでなく、症状においても、まだまだ“普通の風邪”とはいえない。

「基礎疾患がない人でも入院することもある。熱が長引いたり、頭痛やめまいで1カ月出勤できないなど、風邪にはみられない後遺症にも遭遇します」(木村さん)

新型コロナの感染者の脳を調べたところ、対象者の脳が0.2〜2%萎縮していたという、イギリスのオックスフォード大学の報告も。

最前線で新型コロナの患者の治療にあたってきた、埼玉県の「ふじみの救急病院」院長の鹿野晃さんはこう語る。

「それも記憶や人間らしさをつかさどる前頭葉や側頭葉にみられました。嗅覚や味覚異常も関連しているのかもしれません。オミクロン株に感染した小さな子ども(1〜4歳)に関しては、10人に1人の割合で熱性けいれんを起こすというデータもあります。脳にダメージを与えたり、窒息死するリスクがあるので、“ただの風邪”と甘く見るのは危険です」

そうした恐れもあるため、感染動向を追うことは重要だが……。


東北大学災害科学国際研究所の医師・児玉栄一さんは次のように語る。

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