くらし情報『泉房穂市長 出生率アップのキーワード語る「二つの不安を取り除くこと」』

2022年5月21日 11:00

泉房穂市長 出生率アップのキーワード語る「二つの不安を取り除くこと」

ここまでするのは『明石市は市民の親戚です』というイメージを私が持っているからです」

泉市長は「誰1人見放したくないと、真面目に思っているんですよ」といい、こう続ける。

「例えば明石市では、“無戸籍の子供ゼロ”を目指しています。そこで出産前の面談に参加してくれたら、帰りに5,000円のタクシー券を渡しています。もし『5,000円いらないから母子手帳も必要ない』という人は、逆に心配ですよね。この対策をとったことで全ての赤ちゃんをいち早く把握し、その結果、お子さん9人の戸籍取得にも繋がりました」

また、母子検診にも一工夫しているようだ。

「明石市は母子検診の際、生まれた子供、一人一人の顔を全て確認しています。顔を見せてくれないならば、児童扶養手当を止めることにしていて。これは『実は子供が死んでいました』というケースをなくすためです。
厚労省に掛け合って実現しました。

他にも保健指導を担当する保健師の数も、国の基準は1名のところを4名にしました。検診に来ない家には保健師が行き、スーパーの前で見張って待っていることもあります。というか、私が行くこともあります(笑)。そこまでしてでも、寄り添いたいんです」

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