くらし情報『ケーキは私の“声”不安症で話せない14歳人気パティシエの挑戦』

2022年5月29日 06:00

ケーキは私の“声”不安症で話せない14歳人気パティシエの挑戦

その一つが、この5月16日に始まったばかりの自動販売機による生ケーキの販売だ。

「もともと自販機は、コロナ禍でのお客さまの利便性と、対面販売が苦手なみずきのことを思っての設置でした。最初は焼き菓子で始めましたが、この春、みずき自身が、『生ケーキも届けたい』と言いだしたんです」

千里さんによれば、初日は12個のうち8個が売れたという。まずまずの滑り出しだろう。母と娘の二人三脚のケーキ作り、そして夢へのチャレンジは続く。

「いつか、パリに行きたいです。場面緘黙症の治療には、大胆に環境を変えることもいいとお医者さんにも言われていて、実はコロナ前にも計画していました。でも治療目的ではなく、あくまで家族旅行。
みずきも私たちも、やっぱり一度はパティシエの本場を体験してみたいですから」

パリの華やかなショーケースに接したあと、みいちゃんの工房から生み出されるお菓子には、どんなメッセージが込められるだろう。

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