くらし情報『山口百恵さん“スターになっても驕るな”弔問にも駆けつけた亡き恩人マネジャーの教え』

2022年6月28日 06:00

山口百恵さん“スターになっても驕るな”弔問にも駆けつけた亡き恩人マネジャーの教え

『百恵ちゃん祭り』が成功しても、ちょっと右手を上げて『ご苦労さん』って。それが褒め言葉だったんでしょう。

それでもマネージャーとしてあらゆる問題をきっちり処理して、だからこそ百恵ちゃんやみんなから信頼されていたんです。変に入れ込まず、顔に出さず、あれだけ真摯に仕事ができるんだから、本当にすごい人でしたよ」

表には出さなくとも、小田さんが百恵さんを大切にしていたのがわかる逸話がある。

「百恵ちゃんがどんどん世間からクローズアップされて、大スターになる時代が来るわけです。そのころに新宿コマ劇場側から『もうタイトルの“百恵ちゃん祭り”をやめたほうがいいんじゃないか』という話が出たんです。『いまやもう“百恵さん”でしょう。だから“山口百恵さん○○”みたいなタイトルに変えましょう』と。


それに頑強に反対したのが小田さんでした。『絶対に“百恵ちゃん”でいく。百恵ちゃんはいつまでたっても百恵ちゃんでいいんだ。みんなから好かれる百恵ちゃん、これでいくから』と一歩も引かなかったのをよく覚えています。

そこに小田さんなりの哲学を感じますね。『山口百恵はみんなから愛されるアイドルでいてほしい。みんながずっと百恵ちゃんと呼べる存在でいてほしい』って。

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