2022年7月3日 06:00
「同性愛は依存症」冊子配布で神道政治連盟に批判殺到も…担当者は「差別の目的はない」
そのためTwitterには、こんな声が上がっている。
《この講演を行った楊尚眞氏はキリスト教学者のようだ。なぜ「神道」の政治団体でこうした言説が採用されているかという点に疑問を感じる》
《神道系がキリスト教系の教授の講演録を配るとか何が何やら…》
《なんで神道の団体がキリスト教の思想を推すのかなと思った》
そこで本誌は神道政治連盟に楊氏が講師を務めるにいたった経緯について問い合わせると、担当者はこう答えた。
「楊氏はキリスト教の方です。いっぽう、大学教授でもあります。性的少数者の問題をずっと研究されている方ですので、キリスト教徒というよりも講師としてお話をしていただきました」
さらに担当者は、会合の趣旨をこう明かした。
「いま性的少数者の話題がたくさん上がっていますよね。海外ではトランス女性(男性として生を受けた、性自認が女性であるトランスジェンダーのこと)と呼ばれる方々がスポーツをして、いい記録をとって、『普通の女性が不公平じゃないか』という声も上がっています。
問題が起こっているならば、理解を深める必要があります。そこで会合を開きました」
担当者は「一部の報道では、楊氏のことを差別的だといいます。